【時計の機能いくつ知ってる?】ベゼルや文字盤に付加された機能について
皆さんはベゼルや文字盤に付加されている機能をいくつ知っていますか?
ヴィンテージウォッチの場合、同じモデルであっても実はベゼルの機能が違っている、なんてことも多々あります。
実際に使うことはほとんどないかと思いますが、知っているとその時計の印象も少し変わってくるかもしれません。
今回は、「ベゼルや文字盤に付加されている機能について」、簡単にご紹介させていただきます。
目次
タキメーター

ギリシャ語で「素早い」または「迅速」を意味する「takhus」に由来します。
タキメーター機能とは、自動車などのおおよその走行時速を測る機能です。
クロノグラフをスタートさせ、1kmに到達した時点でストップします。
1kmを何秒(測定可能範囲60秒以内)で走行したかによって、その区間のおおよその平均時速を求めることができます。
派生仕様:スパイラルタキメーター

スネイルタキメーター、エスカルゴラインとも呼ばれる渦巻き状のデザインが特徴。
通常1周分の目盛りを、3周または4周分目盛りを配し、より低速の平均時速まで測定が可能になります。
パルスメーター

パルスメーター機能とは、1分間あたりのおおよその脈拍数を測定する機能です。
上に紹介しているブライトリング・トップタイムの場合、「15 PULSATIONS」と記載がありますので、クロノグラフをスタートさせ、15回分の脈拍を確認したタイミングでストップします。
※測定する回数はモデルによって異なります。
テレメーター

テレメーター機能とは、計測地点から花火や雷などまでの、おおよその距離を測る機能です。
光と音の速度差を利用することで、「光と音を同時に発する事象」までの距離を求めることができます。
1)花火が光った瞬間にクロノグラフのスタートボタンを押します。
2)花火が鳴った瞬間にクロノグラフのストップボタンを押します。
3)この時の秒針位置でおおよその距離が分かります。
デシマルメーター

デシマルメーター機能とは、10進法を表す「Decimal」に由来し、航法の計算の単純化や、1時間あたりの生産量などの生産性率を計算したり、経過時間を1時間あたりのパーセンテージに変換したりするための機能です。
1分間を100DM(デシマル)で表示しています。
ダイビングベゼル

ダイビングベゼルとは、ダイバーズウォッチに採用されていることの多い、潜水時間を積算するためのベゼルです。
ダイバーが潜水前にベゼルのゼロ位置を分針に合わせ、潜水時間と酸素残量を見合わせるために用います。
10分刻み以外に、5分刻みや1分刻みのモデルも存在します。
*1970年代後半頃から逆回転防止機能が採用されます。ロレックスでは1979年頃に登場したRef.16800/サブマリーナが初採用。
カウントダウンベゼル

ダイビングベゼルとは異なり、50、40、30、20、10、と数字が減っていくようデザインされたベゼルです。
タイマーのように使用したり、長針の位置に潜水時間を合わせることで、目視で酸素残量などの活動限界を知ることが可能です。
12時間表示

「12時間表示ベゼル」は、ベゼルに1〜11(または12)の数字が刻まれたもので、第2タイムゾーン(GMT機能)の表示や簡易的な時間計測(時間単位の経過や目標時刻のセット)に利用されます。
24時間式のGMTベゼルとは異なり、短時間での時差確認や、特定の時間までの残り時間を視覚的に管理するのに適しています。
下記モデルのように、12時間表示と24時間表示が合わさったモデルも存在します。

GMTベゼル(24時間表示)


GMTベゼルとは、GMT針と合わせることで、第二時間帯(セカンドタイムゾーン)を知ることができます。
エクスプローラー2のような固定式のベゼルと、GMTマスターのような回転式のベゼルが存在します。
ワールドタイムベゼル

ワールドタイムベゼルとは、各国の主要都市が記載されたベゼルを操作することで、様々な国の現時刻を即座に確認できる機能です。
ご紹介のセイコー・ワールドタイムの場合、「TOKYO」の三角印を内側の24時間表示に合わせることで、その他の都市の現時刻を目視で知ることができるようになっています。
モデルや製造された時代によって、選ばれる都市や名前が異なることがあります。
回転式計算尺

km、kg、yard、ft(feet・π)、in(inch)、US gal、I gal(Ib)、mph、kt(knot)、といった様々な単位の計算に利用することができる機能です。
ラリーメーター

速度計測と回転ベゼルによる経過時間計測を組み合わせた、モータースポーツファンに向けた意欲的なモデルです。
まとめ
上記でご紹介した機能以外にも、ヨットレース用10分計、ダイビング用の浸水計や減圧表示機能、機械式アラーム機能など、現在ではあまり腕時計に採用されていない機能
ヴィンテージウォッチは奥が深いため、もしかしたらまだ見ぬ一点モノの機能が存在している可能性も捨てきれません。
今後は機能の使い方もご紹介したいと思いますので、次回もお楽しみに!
関連リンク
「Water Proof」「Water Resistant」の違いについて