「スタンダードウォッチ」と「スポーツウォッチ」
こんにちは。
スイートロード川崎店 副店長の石井です。
ひとくちに「腕時計」といっても、いろいろな種類やデザインのものがありますよね。
今日は、使用目的による時計の分類についてお話します。
目次
スタンダードウォッチとは
スタンダードウォッチとは、多くの人がイメージする「ごく一般的な時計」のこと。
「秒針」「分針(短針)」「時針(長針)」の3本の針(3針)が付いた、ごく一般的な時計です。
なお、モデルによっては秒針がない、2針の時計もあります。
使用シーンを選ばない、オールマイティな時計です。
スタンダードウォッチの中でも使用シーンで分けると、大きく下記の2つに分けることができます。
ビジネスウォッチ
ビジネスウォッチとは、ビジネスシーンにおいて着用しても「悪目立ちせず、ビジネス相手にも不快感を与えることのない時計」と言えます。
もちろん、職種や立場によって「許容される時計」の範囲は異なります。
具体的には、「ロレックス オイスターパーペチュアル」や「グランドセイコー」などが代表格です。
ドレスウォッチ
ドレスウォッチとは、結婚式やパーティーなどの冠婚葬祭、フォーマルなイベントや会合、高級レストラン等での会食などの際に着用すべき時計です。
あえて定義するのであれば、「シンプルなデザインで、華美ではなく、落ち着きながらもエレガントさ、洗練さがある」時計といったとことでしょうか。
具体的には、「パテックフィリップ」や「オーディマ・ピゲ」の2針の時計や「セイコー・クレドール」などです。
とは言っても、日本においては、そこまでの区別はなく、どちらの時計もオールマイティに使える時計です。
スポーツウォッチとは
スポーツウォッチとは、特殊な環境下において使用することを想定して作られた時計のこと。
「スポーツウォッチ」「スポーツモデル」などと呼ばれる時計で、別名「プロフェッショナルウォッチ」とも呼ばれています。
代表的なスポーツウォッチ(プロフェッショナルウォッチ)としては、以下の通り。
クロノグラフ
ストップウォッチ機能がついた時計で、経過時間を計測することができる時計。
時計を操作する「竜頭」以外に、クロノグラフを操作するためのプッシャー(ボタン)が付いているものが多い。
かつては、自動車レースなどでラップタイムの計測や飛行機パイロットが飛行距離や飛行時間の計測などで使っていました。
具体例:「ロレックス・デイトナ」「オメガ・スピードマスター」「ブライトリング・ナビタイマー」など
ダイバーズウォッチ(潜水時計)
潜水士が、潜水経過時間を計測する際に使っていた時計。
時計の外周にある「回転ベゼル」を操作することにより、潜水経過時間を計測することができます。
潜水に耐えられるよう防水仕様になっており、モデルによって、対応する潜水深度が異なります。
具体例:「ロレックス・サブマリーナ」「オメガ・シーマスター300」「セイコー・150mダイバー」など
GMT(ワールドタイム)
任意の時差のある2地点の時刻を同時に表示することができる時計。
海外旅行や国際線航空機の発達にあわせて、開発された経緯がある。
具体例」「ロレックス・GMTマスター」「セイコー・ワールドタイム」など。
まとめ
このように説明すると、「スポーツウォッチをビジネスシーンで使用してもいいのか」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、全くもって問題ありません。
ビジネスシーンにおいて、腕時計は数少ない自己主張、自己演出できる部分でもあります。
「こんな自分だからこの時計を選ぶ」といった視点で選んでみればよいかと思います。