『ワインダーって、どうなの?』

こんにちは!
川崎店副店長の石井です。

連日連夜のイシイのブログで申し訳ありません。

最近、何度かお客様から尋ねられることがありました。

それは何か?

「良いサウナの条件とは?」とか
「どこのラーメン二郎が好みか?」とか、じゃないですよ。

それは
「腕時計はワインダー(ワインディングマシーン)にかけた方がいいのか?」
ということです。

ちなみに、ワインダー(ワインディングマシーン)とは
着用していない自動巻の腕時計が止まらないように、
機械仕掛けで腕時計を回転させて、
意図的に着用環境を再現して腕時計を稼働させ続ける装置のこと。

確かに、腕時計が止まることがなく
着用する度に時刻を合わせる必要がないので、一見すると便利そうですよね。

しかし、結論から言ってしまえば、
スイートロードの見解としては「不要」との回答になります。

その理由は主下の通り。
 ・着用していないにもかかわらず、稼働することで多少なりともパーツの摩耗が進むから

ただでさえ、製造から時間が経っていて、かつ様々な環境で使用されてきた
アンティークウォッチ、ヴィンテージウォッチを時計として使っていないにもかかわらず、
稼働させるのは、時計にとって負担になります。

イメージでいうと、
クルマに乗っていないのに、車庫に駐車中にもかかわらず、
エンジンをかけっぱなしにしているようなもの
なのです。
(こんなこと、する人はいませんよね)

このように考えていただくと、お伝えしたいことがご理解頂けるかと思います。

ちなみに、我々、時計屋が使うワインダーはこのようなもの。

こちらは、メンテナンス後の時計の稼働点検のために、
意図的に「疑似着用状態を作って、きちんと着用した際に稼働するか、
ゼンマイが巻き上がっているか等をチェックするためのもの」です。

現に、各時計メーカーからオフィシャルに
「ワインディングマシーン」が販売されていないのが、論より証拠ですよ。

なお、普段使っていない時計も1ヶ月に1回くらい稼働させれば、
内部が固着するようなことはほぼないと思います。

ずっと動かしておかないとダメということは、少なくともありません。

もちろん、上記の点を理解された上で、
やっぱり「いちいち時刻をあわせるのが面倒」という方は、
ワインダーを活用されても良いと思います。

最近、たびたび聞かれたことがありましたので、共有させて頂きました。
その他、何か気になることがあればお気軽にお尋ね下さい。

ちなみに、良いサウナとは、ズバリ「空いている」サウナです! 

以上、サウナネタがしつこい
副店長・イシイ🤪でした。