『フォントが美しい』

こんにちは!
川崎店副店長の石井です。

本日の銀座店ブログはイシイがお送りしております。

さて、相変わらず、大人気のカルティエ!
入荷すると、あっという間に、新しいオーナーさんの元に嫁いでいっちゃいます。

というわけで、本日紹介する時計は、カルティエ「マストタンク」

◎カルティエ・マストタンク・LM クオーツ 328,000円

御存知の通り、1970年代、カルティエの経営基盤が傾いた時代に
顧客の裾野を拡げるべき、投入されたのが「マストシーリズ」です。

それまでは、簡単に言ってしまえば、セレブ顧客向けのブランドだったのを
大衆にも門戸を広げ、誰もが憧れるブランドとして起死回生を図ったのでした。

マストタンクの特徴をまとめると、こんな感じ
 ・スターリングシルバー(925)のケースに、ベルメイユ(金張り)処理
 ・1970年代から2000年代はじめまで、生産されたロングセラー
 ・人気のタンクを手頃な価格で提供
 ・「手巻」「クオーツ」の2種類のムーブメント展開
 ・サイズは、4サイズ(SM、MM、LM、XL)展開
 ・豊富な文字盤デザイン

今回紹介しているモデルは、
ブレゲ数字のフォントが美しい「アラビア数字」文字盤

圧倒的に「ローマン数字」文字盤が多いマストタンクですが、
アラビア数字になることで、少し柔らかい雰囲気を醸し出しています。

とはいえ、採用されているフォントは、みんな大好き「ブレゲ数字」!
(「1」のフォントが特徴的ですね)

ちなみに、「ブレゲ数字」とは、その名の通り、時計ブランド「ブレゲ」の
創設者:アブラアン−ルイ・ブレゲ(1747-1823年)がデザインした書体です。

明確な「ブレゲ数字」の定義はないようですが、
この手の数字の書体を時計業界では、一般的にブレゲ数字と呼んでいます。
(ブレゲ以外のメーカーは、もちろん「ブレゲ数字」とは呼んでいませんが)

とはいえ、「パテック・フィリップ」「オメガ」「IWC」などでも
このブレゲ数字を模したフォントを数多く採用しています。

アラビア数字の文字盤だと「カジュアル」な印象になりがちですが、
「ブレゲ数字」を採用していることで非常にエレガントな印象ですね。

エレガント かつ 視認性の高い文字盤で、
気品&使い勝手の良さの両方がこの時計にはあります

サイズも「LMサイズ」と男性でも、女性でも、
どちらでも着用できるサイズなのも嬉しいところ。

クリスマスまで1ヶ月を切りました・・・

大切な方へのプレゼントはもちろん、
ご自身へのご褒美にもピッタリな1本です。

素敵なホリデーシーズンをお迎えください。

以上、やっぱりカルティエが気になる
副店長・イシイ🤪でした。