こんばんは!
川崎本店 店長の田辺です!
本日は田辺おすすめの「ハミルトン」のダイバーズウォッチを紹介します!

「アクアデイト600」は1967年頃から数年間のみ販売されていた個体数の少ないダイバーズウォッチ。
おすすめのポイントはケース!
上下にリューズが付く特徴的なケース「スーパーコンプレッサーケース」が採用されています。
(上のリューズはインナー回転ベゼル、下のリューズは針の操作を行います)
「スーパーコンプレッサーケース」は1894年創業、主に時計のケースを製造していた
「EPSA社(Ervin Piquerez SA)」によって開発、製造されました。

(スーパーコンプレッサーケースには潜水服を着たダイバーのマークが入っています)

「スーパーコンプレッサーケース」はリューズ、裏ブタ、ケースの間にあるパッキン(ガスケット)が
水圧によって気密性が高まる構造で、高い防水性を可能にしていました。
1960年代〜1970年代には、
ブランパン、オメガ、IWC、ジャガー・ルクルト、ロンジンなど、
名だたるメーカーがEPSA社のスーパーコンプレッサーケースを採用していました。
(一時は100社以上のメーカーが採用)
スーパーコンプレッサーケースが採用されている時計は、モデルによっては100万円以上で取引されており、非常に高く評価されています。
後年、より気密性の高いケースが登場したため、スーパーコンプレッサーケースは1970年代で姿を消してしまいます。
そういった経緯もあり、ヴィンテージウォッチにしかないスーパーコンプレッサーケースは
コレクターや時計好きから今尚高い人気を誇っています。

スーパーコンプレッサーケースはサイズがいくつか存在しますが、最も着用しやすいのがこの36ミリサイズ。
非常に良いサイズ。
文字盤、針、インデックスの夜光が均一に灼けており、ヴィンテージらしい格好良さがあります。
ケースは磨かれていないノンポリッシュのコンディション。
リューズも後年変わている個体が多いのですが、こちらはしっかりとオリジナルのリューズが残っています。
ということで、ハミルトンのダイバーズウォッチを紹介しました。
時計の歴史の一部、スーパーコンプレッサーケースのダイバーズウォッチはいかがでしょうか。
川崎本店 店長 田辺
